コラム

ラブドールに興味を持っても、お迎えするうえで何をすればいいかわからないという人は少なくありません。
購入後にすることや、お迎えに必要な準備などがあるため、事前に把握しておきましょう。
この記事では、ラブドールを初めてお迎えする方に向けて、購入前に知っておくべき注意点や、必要な準備、正しい扱い方までを解説します。
お迎えを考えている人は、購入前の参考にしてください。
ラブドールをお迎えする際、事前に把握しておきたいことがあります。
それぞれまとめると、以下のとおりです。
【ラブドールをお迎えする前に把握しておきたいこと】
購入する目的にもよりますが、長く使うためにも把握しておきましょう。
ラブドールは想像以上に重量があります。
等身大のものになると、30kg前後あるケースが多く、成人男性でも持ち運びに力が必要です。
階段や狭い通路を通すには注意が必要で、設置場所までの導線も事前に確保しておかないと苦労します。
また、重さゆえに転倒や落下時のダメージも大きく、扱いは慎重に行わなければなりません。
頻繁にポージングや場所を変える場合は、腰や腕に負担がかかることもあるため、軽量モデルの検討も視野に入れると良いでしょう。
販売ページの説明欄を見ると、重さなどが書かれていることが多いです。
そのため、購入前に一度確認しておくとスムーズです。
ラブドールは、見た目以上にこまめなメンテナンスが必要です。
とくにTPE素材のモデルは、時間とともに皮脂のようなオイルが表面に浮き出やすくなります。
このオイルブリードを放置するとベタつきや素材の劣化が進むため、定期的なパウダー処理が欠かせません。
さらに、使用後のホール洗浄や完全な乾燥を怠ると、カビや雑菌の繁殖、悪臭の原因となる恐れがあります。
ウィッグや衣類も清潔に保つ必要があり、洗濯や交換の頻度も考慮しましょう。
掃除には柔らかい布や専用ブラシなどの道具を用意することも求められます。
お迎えする前に、清掃や保管の方法、必要なアイテムなどをしっかり調べて準備しておくことが、ドールを長く美しく保つための重要なポイントです。
関連記事:ラブドールのお手入れ方法を徹底解説!注意点やコツはある?
ラブドールをお迎えする際、置き場所の確保が非常に重要です。
一般的なラブドールは身長150〜160cm前後、体重も30kg近くあることが多く、収納にもかなりのスペースを要します。
ベッドやソファの下に隠せるサイズではなく、クローゼットも奥行き・高さが不足していると収納は難しいでしょう。
また、直射日光や高温多湿を避けた環境で保管する必要があり、素材の劣化や変形、変色につながる恐れがあります。
そのため、専用ケースや立たせる収納器具の導入も検討すべきです。
「どこに保管するか」を購入前から具体的にイメージしておくことで、届いてから慌てずに済みますし、長期使用にもつながります。
ラブドールをお迎えする際に見落とされがちなのが、衣装や下着にかかるコストです。
本体そのものも決して安くはありませんが、リアリティや愛着を持って接したい場合、複数の服や下着を揃えることが多く、出費がかさみます。
特にサイズが特殊な場合は、市販品では合わず専用の衣装を購入する必要も出てきます。
そのようななかで、コストを抑えながらお迎えしたい人には、RDOLLの「初心者様応援パック」が便利です。
このパックにはドール本体だけでなく、あらかじめ衣装がセットになっており、到着してすぐに使える安心感があります。
初期費用を抑えたい人や、どんな服を買えばよいか分からない初心者にもおすすめです。
ラブドールをお迎えする前に、いくつか準備をしておくと届いたその日から楽しめるようになります。
それぞれまとめると、以下のとおりです。
【ラブドールをお迎えするまでの準備】
以上の3つについて解説していきます
ラブドールを長く清潔に使うためには、事前にメンテナンス用品を揃えておくことが重要です。
TPEやシリコン素材は汚れが付きやすく、手入れを怠ると劣化や臭いの原因になります。
具体的には、以下のものを用意しておきましょう。
【おすすめのメンテナンス用品】
また、使用後のホールの洗浄用として専用ブラシやエアポンプもあると便利です。
細部までしっかりと乾燥させることで、カビや臭いの発生を防げます。
お迎え前に一通り揃えておけば、いざ使用する際にも安心して清掃・保管が行えるでしょう。
ラブドールとプレイを楽しむには、事前にソープやローションを用意しておくことが不可欠です。
特にTPE素材は摩擦に弱く、ローションを使わずに挿入プレイをするとダメージや裂けの原因になります。
必ず水溶性のローションを使うことで、スムーズな挿入と素材の保護の両方が可能です。
さらに、使用前後には中性のボディソープやデリケートゾーン専用のソープで洗浄するのが理想です。
プレイ後にしっかりと清潔に保つことで、カビや臭いの予防にもなります。
また、オイル系やアルコール成分が強い洗浄剤は素材の劣化につながるため、避けましょう。
準備が整っていれば、初めてのプレイも安心して楽しめます。
ラブドールは、本体だけでは完成しません。
自分好みの洋服や下着を用意することで、より愛着がわき、日常に彩りを与える存在になります。
市販のドール衣装を活用するほか、人間用のXSサイズやストレッチ素材の衣類も代用可能です。
ただし、色移りを防ぐためにも、濃色の衣類は避けるのが無難です。
専用のインナーを着せてから洋服を重ねると、安全におしゃれを楽しめます。
初心者の方には、衣装がセットになった「初心者パック」を利用するのもおすすめです。
お迎えの段階で衣装がそろっていれば、届いたその日からすぐに愛でることができます。
ラブドールは、さまざまな目的で使用できます。
具体的には、以下のとおりです。
【ラブドールの正しい扱い方・目的】
セックス目的として使う人が多いですが、造形がリアルなので鑑賞や撮影目的で使う人もいます。
使っているうちに愛着がわくこともあるため、自分に合った目的で使うことをおすすめします。
ラブドールは、その精巧な造形とリアルな外見から、鑑賞を楽しむ目的で購入されることも少なくありません。
特に高品質なシリコンタイプのドールは、顔の表情や肌の質感、手足の造形に至るまで細部にこだわって作られており、アート作品のような存在感があります。
そこに、衣装やウィッグを変えることで、アイドル風やメイド風、和装など、様々なスタイルにカスタマイズできるのも魅力の一つです。
また、部屋にディスプレイとして置くことで、自分だけの理想の空間を演出できます。
人目に触れにくい趣味ではありますが、近年はコレクションとして楽しむ層も増えており、ドール専用のスタンドなども販売されています。
ラブドールは添い寝相手としても人気があり、精神的な安らぎを得るためにお迎えする方も少なくありません。
人肌に近い柔らかさや体温のようなぬくもりを再現するTPE素材のドールは、抱き心地も非常に自然で安心感があります。
実際に抱いて眠ることで、孤独感や不安を軽減できるという声も多く、メンタルケアの一環として取り入れているユーザーも多いです。
また、ドールは動かないため、寝返りなどで起こされることもなく、自分のリズムで快眠しやすいという利点もあります。
重さはあるものの、姿勢を調整すれば心地よく寄り添うことができ、癒しの時間を提供してくれます。
眠る前に、心を落ち着ける存在として重宝される使い方です。
ラブドールの主な用途として最も一般的なのが、セックス目的での使用です。
リアルな造形と柔らかい肌質、体の可動性を活かして、多彩な体位やシチュエーションを楽しめます。
膣・口・肛門など複数の挿入部が設けられているモデルもあり、実際の性行為に近い満足感が得られます。
TPE素材は体温に近い触感を再現しやすく、水溶性ローションを使うことでより滑らかでリアルなプレイが可能です。
また、現実のパートナーとの関係に影響を与えず、自分のペースで欲求を解消できる点も評価されています。
プレイ後のメンテナンスが必要ではありますが、それを含めても「理想のパートナー」として愛用する人は多くいます。
関連記事:ラブドールは気持ちいい?使い方や選び方を徹底解説!
ラブドールを撮影用モデルとして活用するケースも増えています。
衣装やポージング、背景を工夫することで、まるで本物の人間のような写真を撮れるため、SNSやブログに投稿する目的で所有する人も多くいます。
特にメイクやウィッグ、照明を変えるだけで雰囲気を自在に変えられることから、表現の幅が広がります。
最近では「ドール撮影会」なども存在し、趣味としてドール撮影に没頭するファンコミュニティも拡大しています。
動かないモデルであることを逆に活かし、長時間のポージングやライティング調整も思い通りに行える点が魅力です。
リアルな写真作品を作りたい人にとって、ラブドールは非常に頼れる存在です。
ラブドールとの生活を始めるには、ラブドールのお迎えに向けた十分な準備が欠かせません。
見た目のリアルさや心の癒し、性的な満足など、ラブドールにはさまざまな魅力があります。
一方で、重量や収納スペース、日々のメンテナンスといった課題もあるため、事前に把握しておくことが重要です。
お迎え前には目的や予算、必要な備品を確認し、アフターサポートのある信頼できるショップを選ぶようにしましょう。
妥協しないラブドールのお迎えをすることで、長く安心して付き合えるパートナーとして、心豊かな生活が実現します。
この記事の監修者
伊藤 仁哉Jinya Ito
株式会社RIM′S(R DOLL)
代表取締役
運営責任者
<略歴>
2020年ラブドール専門販売店「R DOLL」を設立。
ラブドールの販売店を運営し6年、6000体以上のラブドール販売を行なってきた。
2024年1月KBC九州朝日放送「バラエティのB」にて、ラブドールの現地査定役として番組に出演
<SNS>