コラム
ラブドールの魅力は、見た目や質感のリアルさだけでなく、様々な体位で楽しめる自由度にもあります。
しかし、いざ試そうとしても「どの体位がいいのか」「破損しない安全な姿勢はどれか」が分からず、無理なポーズで関節や素材を痛めてしまうケースも少なくありません。
特に初心者は、限られた体位ばかりになりがちで、次第にマンネリ化してしまうこともあります。
この記事では、ラブドールで実践できるおすすめの体位を、初級から上級まで幅広く解説します。
具体的な手順や、ラブドールの選び方なども紹介するので、気になる人は参考にしてください。
ラブドールとセックスをするなら、おすすめの体位があります。
それぞれまとめると、以下のとおりです。
ラブドールとセックスをする際におすすめの体位
ラブドールとセックスをしたいと考えている人は、参考にしてください。
バックは深い挿入と支配感を味わえる体位で、ラブドールとのプレイでも人気です。
ドールをうつ伏せまたは四つん這いにし、自分が後ろから挿入する形になります。
腰を高く持ち上げるほど角度がつき、より奥まで届きやすくなります。
ただし、TPEやシリコン素材の関節や腰部分に負荷がかかるため、クッションやタオルで腰を支えると安全です。
特に四つん這い姿勢を長時間維持させる場合は、腕や膝が沈み込みすぎないよう下に厚めのマットを敷くと良いでしょう。
バックは視覚的な興奮度が高く、鏡を使って後ろからの光景を確認すると臨場感が増します。
また、腰を左右に振るなど動きのバリエーションを加えることで、快感の質を変えることも可能です。
正常位は最もオーソドックスで、ラブドール初心者にもおすすめの体位です。
ドールを仰向けに寝かせ、自分が正面から覆いかぶさるように挿入します。
顔を近づけて視線を合わせたり、キスや胸への愛撫を加えることでパートナー感覚を強く味わえます。
また、ドールの腰や太ももに手を添えて角度を調整すれば、挿入感や刺激の強さを自在に変えられるのでおすすめです。
関節や素材への負担も比較的少なく、長時間プレイにも向いています。
ただし、首や腰を不自然に曲げすぎると、ジョイント部分負荷がかかるため、頭の下に枕を置くなどして自然な姿勢を保つと良いでしょう。
感情移入しやすく、密着感を大事にしたい人に向いている体位です。
騎乗位は、自分があおむけになりドールを上に固定する体位です。
通常の騎乗位とは異なり、ドールが動かないため、自分で腰を動かす必要があります。
その代わり、腰の動きや角度をコントロールできることから、挿入の深さを調整できます。
通常では、ドールを見下ろす形の体位が多いですが、騎乗位はドールから見下ろされる形になるため、普段とは違ったセックスが楽しめることも特徴です。
しかし、騎乗位は通常の体位よりもやりづらく、ドールを無理やり動かすことになるため、破損の原因になることも。
また、20~40キロ程度のドールが体にのしかかることから、腰への負担が大きくなることもデメリットです。
メインでするよりも、体位を変えたときにちょっと楽しむ程度にすると、普段のセックスを盛り上げてくれます。
側位は、ラブドールの後ろに横向きになって挿入する体位です。
場合によっては、背後から抱きしめながら挿入する体位でもあり、密着感があります。
腕や脚を絡めてスキンシップを楽しめるため、恋人同士のような雰囲気を味わえます。
また、体重が分散されることから、長時間でも関節や腰への負担が少なく、疲れにくいのも魅力です。
背後からの側位は視覚的な刺激が少ない反面、抱きしめながら腰を動かすことで心理的な没入感が高まります。
正面からの側位ではキスや胸への愛撫がしやすく、情感のあるプレイに向いています。
ただし、ドールの肩や腰の角度が不自然にならないよう、間にクッションを挟んで安定させることが大切です。
落ち着いたプレイや密着を重視する人におすすめの体位です。
ラブドールとセックスをしたいなら、ドール選びも重要です。
その際は、以下のような選び方をしましょう。
ラブドールとセックスをしたい人のための選び方
失敗しないためにも、それぞれ把握しておきましょう。
関連記事:自分に合ったラブドールの選び方!価格や質感を徹底比較!
等身大ラブドールは、重量によって扱いやすさが大きく変わります。
特にセックス時は、体位の変更や移動が必要になるため、重すぎるドールは負担になりやすいです。
20キロ前後であれば、多くの成人男性が一人で抱きかかえたり、寝かせたりできる重量で、プレイ中の姿勢変更も比較的スムーズに行えます。
これ以上重いと、腰や腕に負担がかかり、体位のバリエーションが減る可能性があります。
一方で軽すぎると、動きの安定感がなく、挿入時に姿勢が崩れやすくなることも。
そのため、重量と安定感のバランスを考えると、20キロ前後が扱いやすく、快適にプレイできる基準値です。
購入前にはメーカーの仕様を確認し、自分の体力や使用環境に合った重量を選びましょう。
ラブドールを選ぶ際、外見や重量に目が行きがちですが、実際の使用感を大きく左右するのが関節の柔軟性です。
関節が硬すぎると体位変更の際に無理な力を加える必要があり、TPEやシリコン素材の裂け、内部骨格の破損につながるリスクがあります。
特に股関節や腰回りはプレイ中に動かす機会が多く、可動域が狭いと楽しめる体位の幅が大きく制限されます。
一方で、柔らかすぎる関節は姿勢を保持できず、挿入中に崩れてしまったり、安定感が欠けて快感が途切れる原因になることも。
理想は、姿勢を取らせたときに自然な位置で保持でき、必要なときにはスムーズに動かせる適度な硬さです。
購入前に実物を確認できる場合は、膝・股関節・腰をゆっくり動かし、途中で引っかかりがないかを確かめましょう。
可動域が広いモデルは体位の自由度が高く、密着系や変則的なポーズも安全に楽しめます。
また、関節の構造や材質によっては可動範囲に制限があるため、メーカー仕様やレビューも参考にすると安心です。
関節の柔軟性をしっかり確認しておくことで、破損リスクを減らせます。
ラブドールで好みの体位でセックスがしたいなら、以下の手順ですることをおすすめします。
ラブドールで好みの体位をするための手順
無理ない体勢でプレイするためにも、手順を把握しておきましょう。
ラブドールで好みの体位をするなら、寝かせるところから始まります。
プレイ中の安定性と関節や素材の保護のため、必ず平らで安定した場所を選びましょう。
ベッドやマットレスの上なら衝撃を吸収でき、動作中の負担を軽減できます。
床で行う場合は、厚手のマットや布団を敷いて衝撃や摩擦を防ぎます。
寝かせる際は、肩や腰を片方だけ持ち上げるのではなく、胴体全体を支えるようにして動かすのがポイントです。
関節に急な負荷をかけると内部骨格が損傷する恐れがあるため、ゆっくりと姿勢を変えることが大切です。
また、長時間同じ姿勢で放置すると、素材が圧迫されて変形や色移りを起こす可能性があるため、使用後は元の保管姿勢に戻すようにしましょう。
寝かせた後は、頭や首が不自然に曲がっていないか確認し、必要に応じて枕やクッションで支えると、次の体位作りがスムーズに行えます。
ラブドールを寝かせたら、次に基本姿勢である正常位の形に整えます。
正常位は最も扱いやすく、ほとんどの体位への応用が可能なため、スタートポジションとして適しています。
まず両脚を肩幅程度に開き、股関節をゆっくり曲げて挿入しやすい角度に調整しましょう。
膝を軽く曲げると腰や太ももへの負担が減り、自然なラインになります。
腕は体の横に置くか、頭の上に軽く伸ばすなど、好みに合わせてポーズを取らせましょう。
このとき首や腰が無理に反っていないかを必ず確認し、必要に応じて枕やタオルで支えます。
TPEやシリコン素材は関節への負荷や摩擦に弱いため、動かす際は必ず両手で支えながらゆっくり行うことが大切です。
正常位の形が整ったら、いよいよプレイを開始します。
挿入前には、摩擦による素材の損傷や不快感を防ぐため、必ずローションを使用しましょう。
水溶性タイプならTPEやシリコンに優しく、後片付けも簡単です。
挿入はゆっくりと行い、ドールの腰や太ももを手で支えながら角度を微調整するとスムーズに入ります。
プレイ中は体位を急に変えたり、無理な角度で動かしたりしないことが大切です。
特に深く挿入したい場合や激しい動きを加えるときは、クッションやタオルで腰や背中を支えると、関節や素材への負担を軽減できます。
また、自分の姿勢にも注意し、腰や膝に過度な負担がかからないよう調整しましょう。
視線や触れ方、リズムを変えることでプレイのバリエーションが広がり、より没入感のある時間を楽しめます。
終了後は速やかにクレンジングとメンテナンスを行い、次回も快適に使える状態を保つことが重要です。
関連記事:ラブドールのお手入れ方法を徹底解説!注意点やコツはある?
ラブドールとセックスをする場合、いくつか注意点があります。
性的な目的で使う人が多いものの、以下の点に気を付けながら利用しましょう。
ラブドールとセックスをする際の注意点
長く使うためにも、正しく把握しておくことが大切です。
ラブドールは感触も人間に近いですが、内部には金属や樹脂製の骨格があり、関節や素材には限界があります。
激しいピストン運動や無理な角度での挿入は、骨格の緩みや素材の裂け、変形などの破損を招く可能性も。
特にTPEやシリコン素材は柔らかい反面、強い摩擦や圧力に弱いため、長時間の過度な動きは避けるべきです。
快感を高めたい場合は、動きの速さよりも角度や圧力を工夫し、クッションやタオルで支えて負担を分散させましょう。
安全に長く楽しむためには、無理な動きや過度な負荷を避け、素材と骨格を労わるプレイを心がけることが大切です。
ラブドールは重さがあり、等身大モデルでは20〜30キロに達することもあります。
体位の変更や持ち運びの際に無理な姿勢で力を入れると、腰や肩、膝を痛める原因になることも。
また、ベッドや床でのプレイ中にバランスを崩し、手首や足を捻るケースもあります。
安全に楽しむためには、体位を変える際に必ず両手で支え、安定した姿勢で行うことが重要です。
重いモデルの場合は、持ち上げるよりも転がすように動かす方が負担が少なくなります。
自分の体を守るためにも、無理のない体勢とペースでプレイすることを意識しましょう。
ラブドールとのセックスは、最初から理想通りにいくとは限りません。
重量感や可動域、素材の感触に慣れていないと、思うように体位が決まらなかったり、動きがぎこちなくなったりします。
また、人間とは違って自ら姿勢を支えてくれないため、安定した状態を作るには工夫が必要です。
初めは簡単な正常位や側位から始め、徐々にバックや騎乗位などバリエーションを増やすとスムーズに上達します。
慣れてくれば、クッションや補助グッズを活用してより複雑な体位にも挑戦できるようになります。
焦らず時間をかけて慣れていくことが、快適で安全なプレイへの近道です。
ラブドールとのセックスを安全かつ快適に楽しむには、体位や選び方、扱い方のポイントを押さえることが大切です。
無理な姿勢や激しい動きは破損や怪我の原因になるため、適度な負荷とサポートを意識しましょう。
自分の体力や環境に合ったドールを選び、徐々に体位のバリエーションを広げることで、より充実した時間を長く楽しめます。
この記事の監修者
伊藤 仁哉Jinya Ito
株式会社RIM′S(R DOLL)
代表取締役
運営責任者
<略歴>
2020年ラブドール専門販売店「R DOLL」を設立。
ラブドールの販売店を運営し6年、6000体以上のラブドール販売を行なってきた。
2024年1月KBC九州朝日放送「バラエティのB」にて、ラブドールの現地査定役として番組に出演
<SNS>